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最新!ノーベル物理学賞2020の内容をわかりやすく!ブラックホールの証明


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2020年度のノーベル物理学賞の受賞者が決定しましたね!

 

ロジャー・ペンローズさん、ラインハルト・ゲンツェルさん、アンドレア・ゲスさんの3人です。

 

残念ながら日本人の受賞はありませんでしたが、ものすごい功績を残している方々が受賞なさいました。

 

3人ともブラックホールの研究の功績を認められての受賞ということで、昨年に引き続き宇宙関連受賞となりました。

 

それでは、3人の受賞内容をわかりやすく簡潔にお伝えしていきます。

 

 

ノーベル物理学賞2020の内容をわかりやすく解説

2020年度のノーベル物理学賞は、大きくふたつの研究の研究者へ送られています。

 

1つ目はロジャー・ペンローズ氏の ブラックホールの形成を一般相対性理論によって証明したこと。

 

2つ目はゲンツェル氏とゲズ氏の銀河の中心にある超巨大なブラックホールの存在を明らかにしたものです。

ロジャー・ペンローズ氏の受賞内容

1965年にペンローズ氏がスティーブン・ホーキンス氏とともに証明した「特異点定理」がブラックホールの形成を証明したとして今回の受賞となりました。

 

特異点定理とは、ブラックホールの真ん中には特異点という芯のようなものがあり、その芯は重力が無限大になるというものです。

 

重力が無限大なので、そこに落ちたものは跡形もなく消えてしまいます。

これがブラックホールです。

 

 ゲンツェル氏とゲス氏の受賞内容

ラインハルト・ゲンツェル氏とアンドレア・ゲズ氏は、1990年代から地球がある天の川銀河の中心に位置する「いて座Aスター」という領域でとても重くて目に見えない物体を発見しました。

 

その物体を中心に約400万個の天体が集まり、高速でぐるぐる回っているのを観測。

 

その物体こそ超巨大ブラックホールであるという有力な証拠となりました。

ノーベル物理学賞2020の受賞者の紹介

 2020年度のノーベル物理学賞を受賞したお3方について簡単に解説します。

ロジャー・ペンローズ

出身 イギリス

生年月日 1931年8月8日(89歳)

肩書 オックスフォード大学教授

 

宇宙物理学者で、今回の特異点定理以外にも数々の理論を打ち立ててきた有名な人です。

 

著名なものに、「ペンローズの階段」、「ペンローズ・タイル」、「ペンローズの三角形」があります。

 

自分の名前がついたものがたくさんあるんですね!

今回のノーベル賞受賞には納得だという声が多いようです(^^)

ラインハルト・ゲンツェル氏

出身 ドイツ

年齢 68歳

肩書 マックス・プランク地球外物理学研究所

 

かつての同僚によると、理論に裏付けられた鋭い指摘をする人で、昔からすごい研究者だったそうです。

 

アンドレア・ゲズ氏

出身 アメリ

年齢 55歳

肩書 カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授

 

ノーベル物理学賞を受賞した女性はゲズ教授で史上4人目です。

物理学賞は女性がとても少ないんですね!

 

ノーベル物理学賞2020の日本人の候補者は?

・「光格子時計」を開発した東京大学の香取秀俊教授

 

・「鉄系超伝導体」を発見した東京工業大学の細野秀雄教授

 

このお2人が有力と言われていましたが、残念ながら今年は受賞となりませんでしたね。

ノーベル物理学賞2020の内容のまとめ

ノーベル物理学賞の賞金1000万クローナ(約1億2000万円)は、ペンローズ氏が半分、ゲンツェル氏とゲス氏が1/4ずつに分けて受け取るそうです。

 

1/4でも3000万円もあるんですから、ノーベル賞の亜賞金ってすごいですね~!

 

2年連続で物理学賞は宇宙分野の受賞となりました。

ノーベル物理学賞は「物性物理」と「宇宙・素粒子」分野が交互に受賞するというジンクスは破られましたね。

 

今年、受賞できなかったお二人もこの先受賞する可能性は充分あります!また来年も楽しみですね(^^)